青森県の下北半島にある佐井村立佐井中学校の委嘱により2007年に作曲しました。
海峡とは「津軽海峡」になります。顧問の先生から、学校の周りの風景の画像を送っていただき、そこからイメージを膨らませました。太平洋の明るい開放感のある海ではなく、薄暗く内に秘めている海を想像しました。激しく吹き付ける風に耳を傾けると、その中から和太鼓の連打する音が聞こえてくる様な気がしました。曲は静かなソプラノとアルトサックスのソロから始まり、木管、金管が徐々に加わり、やがて大きなうねりとなって、和太鼓につながります。和太鼓のビートは、管楽器と共に薄暗い海の先に見える明るい希望に向かって風となって海を渡ります。
スコアでは、パーカッションと和太鼓で段が、異なり6人必要に見えますが、実際には3人で間に合います。初演の佐井中学校の場合は部員が10人(全員管楽器)でしたので、持ち替えで打楽器を演奏しました。うまくローテーションを考えれば打楽器が1、2人でも演奏可能です。和太鼓ですが、締め太鼓はSnare Drum(snare off)、長胴太鼓は2 Toms、大太鼓はBass Drum(横にして演奏)でも代用が出来ます。また、冒頭のOcean DrumとSpring Drumは管楽器奏者が演奏可能ですので、工夫していただければと思います。
(福島弘和)
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