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| 詳細説明 |
この作品は2005年からのヴィーヴ!サクソフォーン・クヮルテットの委嘱シリーズ「ノヴェレッテ」「陽炎の舞踏」(ブレーン刊)に続く第3作として作曲。私は普段、タイトルを決めてから作曲するのですが、今回はあえてタイトルを決定せず“呪文”“陰と陽”といったイメージのみで書き進めてみました。初演時にこのイメージと演奏を基にタイトルを広く公募し、多くの案が寄せられましたが、最終的にヴィーヴ!のバリトン奏者である浅利真さんが提案した「アスキ・カタスキ・ハイクス・テトラクス・ダムナメネウス・アイシオン」を採用させて頂くことにしました。 この長い語句はギリシャ神話に登場する狩猟の女神アルテミス(ローマ神話ではディアナ)の帯に刻まれていたという魔除けの言葉で、「闇・光・地・太陽・真実」という意味を持っています。自分を崇拝するものには慈悲深く、反して残酷な面もある、音楽にも関わりがある神なので、各々の場面を呪文に例え、それによって引き起こされる様々な現象を自由に想像して演奏して頂ければ幸いです。今後は中学・高校生をはじめ多くの皆さんに親しまれることを願っています。 (八木澤教司) | | 作曲者 八木澤教司(やぎさわ さとし) | 1975年生まれ。武蔵野音楽大学作曲学科卒業。同大学大学院音楽研究科修士課程修了後、研究員として二年間の研鑽を積む。作曲を浦田健次郎、田中均、萩原英彦の各氏に、トランペットを関根剛二氏に、吹奏楽指導法を佐藤正人氏に師事。 吹奏楽曲の代表作はアメリカのGIA吹奏楽指導書「Teaching Music Through Performance in Band」で紹介される他、ノーステキサス大学ユージーン・コーポロン指揮者講習会「Conductors Collegium」課題曲に選定、第12回世界吹奏楽大会WASBE(シンガポール)で演奏されるなど、海外から国内に渡り幅広く親しまれている。 また、千葉県で開催された全国植樹祭(天皇皇后両陛下、お手植え・お手播きの音楽)の編曲、全国高等学校総合体育大会(千葉県・佐賀県)の編曲を担当する。各種コンクール審査員、客演指揮、指導、講演、音楽雑誌執筆に加え、音楽出版社のプロジェクトアドバイザーなど、現在最も勢いのある若手作曲家の一人である。2006年は自らの指揮による吹奏楽作品集CD『死者の支配する国』をリリースし好評を博す。東京ミュージック&メディアアーツ尚美・管弦打楽器学科講師。 主要作品に《吹奏楽のための音詩「輝きの海へ」》《空中都市「マチュピチュ」−隠された太陽神殿の謎》《太陽への讃歌−大地の鼓動》《「神秘の花」− ギュスターヴ・モローに寄せて》など。 |
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