この曲は私の郷里、新潟県糸魚川市のバンド、糸魚川吹奏楽団の創立25周年を記念して2000年の初秋に作曲、同年10月14日の第22回定期演奏会で自らの指揮により初演された作品です。
また、翌年には「響宴W」において取り上げられ再演、その後オーケストレーション等に若干の加筆・改訂を行いブレーン社より当初レンタル譜として出版されました。
曲は祝典の幕開けを告げるような華やかな序奏から始まり、最後までテンポを変えることなく一気に終わるシンプルなものですが、私が吹奏楽を始めた頃に親しんだアメリカの作曲家(C.カーターなど)への憧憬があります。
また、曲名にある「ダンス」は、3/4拍子を中心に書かれていると云うことと共に「実は私は踊りたかったんだ!」と云う、作曲当時の自分の心象が反映しています。
《演奏上の注意》
テンポの設定はある程度自由ですがリズミックな部分とメロディックな部分を明快に吹き分けると共に軽快さの中でのテンポ・キープに留意してください。基本的には3/4拍子が中心ですが、音価やリズムの書き方を意識的に3/4拍子としてのシンコペーションやアクセントの扱いと6/8拍子のような書き方と意識的に混在させています。それぞれのパートの中でのリズムの違いを吹き分けることから来る面白さを表現していただければと思います。
また、打楽器が活躍するのでバランスに気を付けることは当然なのですが、ただ音量を抑えるのではなく、この曲の打楽器全体が声部としての「ベース」の役割をしていることを意識してください。

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